最終更新:2026年9月

従業員エンゲージメント向上への取り組み

「従業員エンゲージメント」は、人材の定着率を高め、生産性・付加価値を最大化する中で重要な要素と考えます。まず、パーパス・ファスニングにより、従業員個人と会社のつながりを固めた上で、各人が活き活きと働くことができる職場環境を構築するため、人事制度や働き方の見直しを随時行っています。
人事制度は、2024年度に提出会社である当社において「ニフコ流JOB型人事制度」を導入しました。各管理職ポジションの役割を明確にし、年齢・経験に拘わらず、役割をこなせる人材を登用し役割に応じて処遇する制度に改訂すると同時に、市場競争力を強化し優秀な人材の流出を抑制し外部からの登用を推進するため、報酬制度・水準の見直しを行いました。グローバルにおいても、各国・地域において、十分な市場競争力を維持するための報酬改訂を定期的に実施しています。
働き方については、自由度を高めたフレックスタイム制度・休暇制度の拡充や、会社か自宅のいずれかで働く場所を選べるようにテレワーク制度の導入など、働き方と休暇制度の充実を図ることで、高いエンゲージメントを保ちながら、事業の持続的な発展に貢献できる職場作りを推進しています。また、この従業員エンゲージメント向上のための各種施策は、隔年で実施するグローバル従業員エンゲージメントサーベイにおいて、その効果を定期的に確認しています。

※「持続可能なエンゲージメント」は、WTWタワーズワトソン社のフレームワークで、当社の経営目標に対する支持、従業員としての誇り、仕事に対する意欲・やりがい・活力に関する複数の質問に対する回答で測られます。


インナー・アウターブランディング施策の推進

当社では、社内・社外における企業価値の認知向上、事業拡大、良質な人材の長期的な確保を目的として、様々なインナー・アウターブランディング施策を推進しています。
社長と現場社員の直接対話の機会である「タウンホールミーティング」は、2026年度国内13拠点で開催され、延べ886名の従業員が参加しました。2035年の長期ビジョン(NIFCO GROUP VISION 2035)と中期経営計画(NGS2029)への理解と共感を深めることを目的として実施され、社長自らが新たな中期経営計画を共有しました。
全会場で延べ166件の質問が挙がり、活発な対話が行われました。
なお、グループ会社であるシモンズ株式会社では今回が初開催となり、26年7月には韓国(Nifco Korea)でも開催しました。
当社は、2025年7月にプロ野球パシフィック・リーグ(パ・リーグ)とのリーグスポンサーシップ契約締結をし、パ・リーグ6球場でのCM放映、予告先発の協賛、タイアップ動画のYouTube放映などのブランディング活動を積極的に推進しています。2026年は戦略的協賛企画として4~5月にかけパ・リーグ6球場で特設ブースを出展し、多くの人にニフコの会社と製品を知って頂く良い機会となりました。

2025年9月にオフィシャルパートナー契約を締結した明治大学体育会ラグビー部は、創部100年超の伝統ある強豪チームです。同部の掲げる「フェアプレーに徹する」「何事にも正面から真摯に立ち向かう」「潔く全力賭しその責任を全うする」という精神に賛同し、協賛を決定しました。2026年1月開催の第62回全国大学ラグビー選手権大会では、見事全国大学選手権を制し、大学日本一に輝きました。

さらに、大学周辺の駅や大学食堂等での広告掲出による採用ブランディングにも取り組んでいます。2025年12月からは名古屋市営地下鉄鶴舞線の主要駅・鶴舞駅の4番出口付近にポスターを掲示しています。鶴舞駅周辺は大規模図書館や大学キャンパスなどが集まる名古屋市内有数の文化・教育エリアです。駅を利用する学生が「株式会社ニフコ」を認知するきっかけとなるように、「アイデアで食べていく」のキャッチコピーと様々なニフコ製品が詰められたお弁当箱のイラストを採用、ニフコの企業理念と事業内容が視覚的に伝わることを目指しています。

また、2026年4月からは、関東圏3大学の食堂トレイに同デザインのシールを展開し、二次元バーコードで企業サイトや採用サイト等へ誘導しています。

総労働時間の削減に向けた取り組み

働き方については、継続して総労働時間の削減に向けた取組を行い、自由度を高めたフレックスタイム制度や会社か自宅のいずれかで働く場所を自分で選べるテレワーク制度をライン作業者等を除く社員に導入するなど、柔軟な働き方と休暇制度の拡充をグローバルに進め、高いエンゲージメントを保ちながら、事業の持続的な発展に貢献できる職場作りを推進しております。これらの社内環境整備については、各子会社・拠点も個社のニーズに基づき取組んでおり、グローバルHR会議等で相互把握・共有しています。

社内環境整備の指標(国内単体) 2025年度 実績
総労働時間の削減に向けた取組 ・年間所定労働時間:1,898.75時間(目標1,900時間以内)
・残業時間:平均 25.78時間/月(目標30時間以内 支援社員除く)

テレワーク制度の導入

ニューノーマル時代の新しい働き方に合わせて全社にテレワーク制度を設けています。希望者は上長と相談のうえ、日数を定めてテレワークを実施しています。現在、間接部門では半数近くが実施しています。
テレワークは週3日を上限とし、テレワーク実施時の光熱費等の補助を目的にテレワーク手当を日額200円支給しています。

有給休暇取得の推進

従業員のワークライフバランス向上に向けて、積立有給制度の利用範囲やリフレッシュ休暇の制度を見直すなど、柔軟な働き方を支援する取り組みを進めてきました。現在も、制度の活用促進や運用の改善に取り組んでいます。
有給休暇取得率は、目標値の80%以上に対して76.6%の実績となりました。2019年4月から施行された年5日の取得義務については100%を達成しています。

有給休暇取得状況(目標値80%以上)
2023年度 2024年度 2025年度
有給休暇取得率 76.0% 75.0% 76.6%

(2026年3月末時点 国内単体)

※有給休暇取得率定義:当該年度の取得日数÷当該年度付与日数(対象:正社員・契約社員・嘱託社員)

従業員及び役員持株会制度

ニフコは、従業員の経営参画意識醸成や資産形成意欲を高めることを目的に、1979年より従業員持株会制度を導入しています。2011年からは対象を国内グループ会社の従業員まで拡大して運用しています。
各社の奨励金率と加入資格者に対する加入者率は下表のとおりです。

会社名 奨励金率 加入資格者に対する加入者率
㈱ニフコ 15% 88.4%
㈱ニフコ山形 10% 85.2%
㈱ニフコ熊本 10% 89.5%
㈱ニフコ北関東 10% 71.4%
シモンズ㈱ 15% 96.5%

(2026年3月末時点)

また、ニフコは、中長期的な業績向上と企業価値向上に対する役員の貢献意欲を高め、株主との一層の価値共有を進めることを目的として、1991年より役員持株会制度を導入しています。2011年からは、対象を国内グループ会社の役員まで拡大して運用しています。
2025年度(2025年4月~2026年3月)の従業員及び役員持株会での取得株式は、243,160株です。
なお、ニフコは2022年から2025年まで従業員持株会員に対し、特別奨励金スキームによる株式付与を4回実施いたしました。上記の取得株式数は本スキームによる2025年の付与株式数98,250株を含みます。

その他の制度や福利厚生

ニフコではすべての従業員の活躍を願い、さまざまな制度づくりを行っています。非正規社員も含む全従業員に対しては、産前産後休業(出産予定日の8週間前から産後8週間まで)、育児休業(子が最長2歳になるまで)、看護休暇(小学校第3学年修了までの子1人あたり年間5日まで)、介護休業(1人あたり上限1年間)、短時間勤務制度(2025年度からは対象を小学校3年生から6年生の学年末までの子を持つ従業員に拡大)や、始業・終業時刻の繰り上げ・繰り下げ制度(小学校第6学年修了まで)を導入しています。
このほか、正社員への登用、定年後の再雇用制度、各種保険への加入、各種社会保険、確定給付年金、確定拠出年金、積立貯蓄制度、従業員持株会、会員制の福利厚生サービス、奨学金返済支援制度などを設けています。様々な取り組みに対し2026年度にハタラクエール福利厚生推進法人の認証を取得しました。