最終更新:2026年7月

ニフコは、ESG経営の基盤強化を目的として、2020年度に初めてESG課題を特定しました。その後、2022年度に第3回目の見直しを行い、さらに2025年度にマテリアリティ(重要課題)を改訂しました。これは、中期経営計画の実行、長期ビジョンおよびその先にあるパーパスの実現、ならびに変化する社会情勢に柔軟かつ適切に対応することを目的としています。

マテリアリティの見直しにあたっては、まずバリューチェーン分析を実施し、当社グループの事業が社会・環境に与える影響を整理・把握しました。その分析結果を踏まえ、重要課題の抽出、環境・社会へのインパクト評価、財務に影響を及ぼすリスクと機会の分析を行いました。2025年度の改訂では、サステナビリティ委員会での審議を経て、取締役会の承認を得ています。

マテリアリティ(重要課題)特定のプロセス

ESG課題を見直し、次のようなプロセスでマテリアリティ(重要課題)を特定しました。

ニフコのマテリアリティ特定プロセスを示すフローチャート。ステップ1:社内資料、外部基準(GRI/SASB)、バリューチェーン分析をもとに重要テーマを特定。ステップ2:環境・社会への影響を評価し、影響の大きさと発生可能性に基づいてマテリアリティ(1)を決定。ステップ3:経営・事業面からリスクと機会を分析し、財務的影響が大きいものをマテリアリティ(2)とする。ステップ4:マテリアリティ(1)と(2)を統合・グループ化し、企業のマテリアリティとして表現を調整。

サステナビリティに関するマテリアリティ

ニフコグループは社会の変化への対応、ステークホルダーに向き合った経営を行うこと、また当社グループは欧州において事業展開をしていることから欧州委員会(EC)が公表した企業サステナビリティ報告指令(CSRD)案への対応を視野に入れ、マテリアリティ(重要課題)の特定にあたりダブルマテリアリティの考え方を参考にすることとしました。

ダブルマテリアリティについて

ダブルマテリアリティとは、GRIスタンダードで求められているような「環境・社会に与える影響が大きいサステナビリティ課題」と、国際財務報告基準(IFRS)で求められている「財務に与える影響が大きいサステナビリティ課題」をマテリアリティとして特定するものです。

ニフコに関連するサステナビリティ課題を、「①企業が環境・社会に与える影響が大きい課題(インパクト・マテリアリティ)」と「②企業の財務に与える影響が大きい課題(ファイナンシャル・マテリアリティ)」に分類し、それぞれの情報開示基準(GRI、SASB、TCFD、IFRS、CSRD)の対象範囲との関係を示した図。

2025年度 ニフコマテリアリティ