廃棄物への取り組み

ニフコは、循環型社会に貢献していくためには、1.廃棄物の発生抑制、2.資源の循環的な利用方法の確立、3.廃棄物の適切な処分、が重要だと考えます。これらに取り組むことで、資源の消費を抑制し、環境への負荷が低減される社会の実現へ貢献していくことを目標としています。

ニフコが目指すこと

廃棄物を削減し、資源を有効的に繰り返し使う循環型社会の実現に貢献するために、3Rを実行します。3RはReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。
海洋プラスチックごみの問題も、この3Rの視点でビーチクリーンアップ活動などを通じて、自分たちが身近にできることから取り組んでいきます。循環型社会の実現へ向け、事業活動を通じて排出される廃棄物の削減活動に取り組みます。

資源保護および廃棄物の有効利用

環境負荷の低減において、資源保護を考慮し、基本的に事業活動と連動した改善活動として推進することで、より効果的な削減に取り組むことが可能になると考えています。一例として製造段階ではプラスチック廃棄物を減らすためにパージダンゴや廃棄スプルーを削減するための活動をしており、その上流である開発、設計段階では環境に配慮した製品開発や顧客への提案を事業計画と一体となって取り組んでいます。また自社だけでなくサプライチェーン全体で環境負荷低減を推進するために取引先にも協力を要請し、取り組み状況の確認やサポートなどを通じて廃棄物の排出量低減やリサイクルの促進に努めています。更に環境省、経済産業省が担う、サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップへの加盟、またSusPla(Sustainable Plastics Initiative)への賛同などルールメイキング側への積極的関与を強め再生材の利用、サーキュラーエコノミーの実現に向け更なる強化を図ってまいります。自動車業界に対しては自動車部品工業会との連携により業界でサーキュラーエコノミーの促進が進むよう関係強化を進めております。

資源保護の取り組み

各拠点の廃棄プラスチックの廃棄処理の確認を開始しました。

  • 内部監査を実施、改善事項の指摘

  • 再生材を利用した製品開発(マテリアルリサイクル)を検討開始

水資源への取り組み

水資源の有効活用と汚染防止

事業活動で使用する水の量を把握し、節水および排水の汚染防止に取り組んでいます。
主に空調機や成形機、一部の恒温槽などで冷却水を使用しますが、生産工程の効率改善や、雨水の利用などで使用量削減に努めるとともに、排水基準を遵守して公共水域に悪影響がないようにしています。

雨水利用システムの活用

本社・技術開発センター(NTEC)

雨水を地下貯水槽に一次貯蔵したのち、ろ過と消毒処理を施し、トイレの洗浄水として利用しています。雨水でもその役割を十分に果たせるため、この取り組みにより上水道の消費量を抑制し、2割程度の節水につながっています。

NTECにある雨水のろ過システム