最終更新:2026年6月
中長期的な企業価値向上に向けたニフコのサステナビリティ経営
当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のために、サステナビリティを経営戦略の重要な柱として位置づけています。本メッセージは、投資家や取引先などの社外ステークホルダーの皆さまに対し、その意義や狙いを経営の視点からお伝えすることを目的としています。
社外取締役という独立した立場から、ガバナンスとサステナビリティを一体で捉える当社の考え方を語ることで、当社が目指す持続可能な経営の方向性をお示しします。
米谷 佳夫(こめたに よしお)

社外取締役
2024年度より社外取締役に就任し、指名・報酬・ガバナンス委員会に参加しています。サステナビリティ経営は重要議題のひとつであり、当社の企業価値向上に向け、活発に議論しております。
当社は、日本の基幹産業である自動車業界におけるサプライチェーン上の重要なプレーヤーであり、また高級寝具ブランドのシモンズ株式会社を傘下に抱えていることから、経営層を中心にサステナビリティ経営に関する意識は高く、社員への浸透も徐々に進められています。マテリアリティの特定を含め、必要な施策や社内制度は概ね整備されているといえます。
環境対応においては、CO2排出量削減については既に業界標準を超える取り組みが進んでいます。またマテリアリティのひとつとして「廃棄物ゼロ(サーキュラーエコノミー)への取り組み推進」を掲げ、廃棄物の低減や廃棄 物分別強化による有価物への転用を行っていますが、再生材を利活用するうえで必要な認証の整備など、業界全体として取り組むべき課題も多く、この分野での当社の社会的責任は今後益々大きくなると感じています。
当社は、「"アイデア"を"カタチ"にする」デザイン思考の会社であり、さまざまな顧客ニーズや社会課題に対し、製品開発を通じてきめ細かく迅速に対応できることが強みです。自動車分野以外でも、電池レスデバイスを活用した学校向けのソリューション開発など興味深い取り組みが現場主導で進められています。
また、「グローカル経営」を掲げ、海外拠点への権限移譲と外国人材の積極登用により、経営の効率化と意思決定の迅速化に効果が出始めており、多様な人材が活躍できる場の広がりを実感しています。一方で国内の女性管理職比率はまだ低く、この点については継続的な取り組みが必要です。
これからも当社ならではの強みと特徴を生かし、業界のリーディングカンパニーとして持続可能な社会の実現に大きく貢献すべく、取締役会としても経営を適切に監督し、しっかりと支援していきたいと考えます。
