2022年06月29日

ニフコでは無線・電池レスのIoTデバイスを活用する様々な取り組みを行っており、開発した「電池レスIoTデバイス」と「専用システム」の市場投入に向けて、4月より横須賀市の三浦学苑高等学校と共同でIoTデバイス活用の実証実験を行っております。
最近よく耳にするIoT(Internet of Thingsの略称)は、「モノのインターネット」と訳され、モノにセンサーなどを取り付けてインターネットへ接続することを指します。

IoTデバイスとは、このIoTにおいてネットワークに接続される個々の装置や機器のことを言います。IoTの仕組みを利用することによって、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、様々なモノがインターネットに接続できるようになります。
実験の概要は、電池レスのIoTデバイス(専用センサ—)を教室内に取りつけることで、二酸化炭素(CO2)濃度や気温、湿度、照明の点灯状況、窓の施錠状況、有人・無人の確認などが専用システムから確認できるというものです。

こうして教室内の状況を「見える化」することで、換気を促して密状態を防ぎ、生徒に快適な環境を提供したり、窓の開閉管理による空調代の節約、教職員の見回り工数削減等が可能になります。使用する専用センサーは照明や窓の鍵の開閉動作などの微弱な電力で稼働するので、大掛かりな配線などの必要がありません。そのため設置が容易です。また、電池は要らないので、定期的な電池交換などのメンテナンスも不要です。

学校からは、教室環境の見える化により「施設の管理工数が大幅に削減できる」と大変好評をいただいております。今後は、既存の空調機器との連携によるエネルギーコストの削減についても検討予定です。
このようなIoTデバイスの活用方法は、スクールソリューションの一例として水平展開も計画しております。
これからも進化し続けるニフコに、どうぞご期待ください。

  • 学校法人 三浦学苑高等学校

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株式会社ニフコ 総務部総務課 soumu@jp.nifco.com

以 上